【送検事例】雨樋の清掃で墜落防止措置怠る
2023.10.27
【安全スタッフ】
神奈川・藤沢労働基準監督署は、墜落防止措置を講じていなかったとして、建築工事業の会社と同社代表取締役を安衛法違反容疑で、横浜地検に書類送検した。労働者が2階建家屋の雨樋の清掃作業を行っていたところ、地上へ墜落して死亡となる労働災害が起きている。要求性能墜落制止用器具を使用させることにより、危険を防止する措置を怠った疑い。(R5・9・12)
事件の概要
事故は昨年11月25日、鎌倉市内にある2階家屋で発生。地上から高さ2.87mの場所で、労働者が雨樋を清掃する作業を行っていたところ、地上へ墜落して死亡する労働災害が起きた。
安衛法では、高さ2m以上の場所で作業をする場合、墜落による危険を防止するため作業床を設ける、作業床を設けることが困難な場合には、…
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2023年11月1日第2437号 掲載