【人的資本経営期のHR用語集】第56回 グローバル人材(後編) 選抜育成は非効率 組織全体の底上げを/木谷 宏

2023.11.02 【労働新聞】
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特別視は過ち繰り返す

 一時の“グローバル人材ブーム”が沈静化した理由には、グローバル人材を特別な人材とみなした反省があるだろう。海外オペレーションは国や地域による違いの他にも業種や職種によって大きく異なり、グローバル化には多様なタイプの人材が必要となる。つまり、グローバル人材とは得体の知れない“ニュータイプ”ではなく、従来の“求める人材”の延長線上に位置していることに企業は漸く気付いたのである。グローバル人事は通常の人事管理と異なるものではなく、自社のグローバルビジネスに必要な人材要件を明らかにし、戦略実現のための能力を高める施策であることを述べた。つまり、グローバル人事は人事管理のサブカテゴリーに過ぎず、経営陣が世界情勢を踏まえたうえでグローバル化の意義と具体的な戦略を考えることが前提になる。経営者と人事部門との意識が乖離している企業では、…

筆者:県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授 木谷 宏

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令和5年11月6日第3423号12面 掲載
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