【「当たり前」を問い直す! “制約社員”基準の雇用管理】第10回 働き方の見直し 例外措置を「標準」へ 全社的な仕組みの転換/鬼丸 朋子

2023.11.09 【労働新聞】
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トップの本気を管理職に伝えて

 「標準モデル」「非標準モデル」双方について、個人の頑張りが適切に評価・処遇される道筋は無数に存在し得る。今回は、上司や同僚など、周りから向けられる「まなざし」、そして前回言及した「お互い様疲れ」という「副反応」に注目しながら、「働き方の見直し」の方向性を考えてみたい。

 このような視点に立ってみたときに、働き方の見直しが企業内に浸透し、定着していく過程は、少なくとも2つの側面があると思われる。1つ目は、働き方の見直しに関する認識が社内で深まっていく過程である。2つ目は、働き方の見直しを通じて「例外的な措置」が「通常の措置」に移行していく過程だ。そして多くの場合、それぞれの過程は、段階的に進んでいくと整理できるだろう。

 まず、働き方の見直しに関する認識が社内で深まっていくためには、3段階の「腹落ち」が必要である。はじめに、トップが今後の自社の人材戦略のために、本気で働き方の見直しが必須であることを強く意識し、…

筆者:中央大学経済学部 教授 鬼丸 朋子

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令和5年11月13日第3424号13面 掲載
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