【社労士が教える労災認定の境界線】第359回 懇親会の贈呈式で右足を骨折

2023.11.28 【安全スタッフ】
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災害のあらまし

 農作物生産・加工をしている会社に入社した新入社員Aは、午後7時から、居酒屋で開催された米収穫に向け士気を高めるための懇親会に参加した。この懇親会は毎年収穫シーズンに会社が開催し、従業員9人全員と取引先の従業員3人も参加していた。社長による業務の説明が1時間ほどあり、その後、お酒や食事が提供されたが、Aは飲酒せずウーロン茶を飲んでいた。懇親会では、昨年の米を詰めた米俵を取引先にプレゼントすることが恒例行事で、毎年その年の新入社員もしくは一番社歴が浅い従業員が贈呈する役目であった。力に自信がないAは断りたかったが、社長からの指示もあり米俵を持ち上げたところ、手がすべって米俵を落とし、右足を骨折した。

判断

 飲食を伴う懇親会の場であったものの、新入社員Aの負傷は業務上災害となった。

解説

 会社主催の宴会などの社外行事は、…

執筆:一般社団法人SRアップ21 大阪会
まゆみ社会保険労務士事務所 特定社会保険労務士 新田 真弓

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2023年12月1日第2439号 掲載
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