【中小企業必読! はじめての障害者雇用】第5回 「自己紹介状」の確認を 職業評価経た人から採用/貝沼 春樹
2023.11.30
【労働新聞】
仕事内容不一致などが離職理由
厚生労働省の平成25年度調査によると、精神障害者の離職理由には、「職場の雰囲気・人間関係」、「賃金、労働条件に不満」、「疲れやすく体力、意欲が続かなかった」、「症状が悪化(再発)した」、「仕事内容が合わない(自分に向かない)」などが挙げられている。筆者は、これらの離職理由はしっかりしたアセスメントとそれに基づく適切なジョブマッチングで、防止できると考えている。
アセスメントとは、就労前に就労支援機関などが本人に対して行う事前調査・職業評価を指す。本人の就労に関する希望、就労のための作業遂行・職業生活・対人関係に関する現状、就労継続のための望ましい環境などについて、本人と支援者がやり取りしながら協同で検討する。本人の長所や成長可能性、就労上の課題などを適切に理解し、就職に向けた支援や訓練計画や必要な配慮事項を具体的に検討する。これに基づいて本人は、職業準備性(働くために必要な対人技能など)を高める訓練をしていく。
アセスメントのやり方や使用するツール類は…
筆者:あおば社会保険労務士・精神保健福祉士事務所 代表 貝沼 春樹
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令和5年12月4日第3427号11面 掲載