【安全衛生眺めてみれば】第1回 名画が描く英国の安全思想
2023.12.26
【安全スタッフ】
ジュリー・アンドリュース主演のディズニー映画「メリー・ポピンズ」は、1900年代初頭のロンドンが舞台のミュージカル映画で、1965年、私が大学4年生の時に日本でも公開されました。魔女である主人公のメリー・ポピンズがナニーとして勤める家庭は、父親が銀行の重役という裕福な家庭ですが、その上流階級の夢のような豊かさだけでなく、労働者階級が住むロンドンの悲惨な一角も表現され、さらには教会の階段でハトの餌を売る貧しい老女など、当時のイギリス社会の裏や、厳しい格差の状況も描いていて、娘が好きだということだけでなく、私も心に残っている映画となっています。
メリー・ポピンズと並びこの映画の主人公ともいえる、メリー・ポピンズの親しい友人の青年は、その日暮らしでさまざまな仕事をしているようですが、そのうちの一つに煙突掃除があり、…
執筆:一般社団法人 労務安全監査センター 代表理事 東内 一明
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2024年1月1日第2441号 掲載