【人的資本経営期のHR用語集】第64回 ジョブ・クラフティング(前編) 自らタスクに変化 職務の拡大と充実図る/木谷 宏

2024.01.11 【労働新聞】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

記述書は「図面」に相当

 最近、「ジョブ・クラフティング」についてよく耳にする。“仕事を作る”という意味では人事管理論における「職務設計」と似ており、こちらは古くからお馴染みの概念である。職務設計とは一つひとつの職務の範囲と責任を定めることであり、職務(Job)は細かな課業(Task)の組合せで構成される。起業や新規事業ではゼロからの職務設計が必要だが、通常は既存業務を見直す作業として行われる。環境や事業の変化に応じて複数の職務を結合したり、ある職務に別の課業を付加して新たな職務を誕生させるものである。職務設計のベクトルは横と上の二方向であり、①仕事の範囲を水平方向へ拡大する“職務拡大”(例:レジ係に品出しや棚卸しの業務を加えてショップオペレーターとする)、②仕事の範囲を垂直方向に押し上げる“職務充実”(例:レジ係にアルバイトの管理や売場作りを任せてフロアキャプテンとする)に分かれる。…

筆者:県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授 木谷 宏

この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

労働新聞電子版へログイン

労働新聞電子版は労働新聞購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

この連載を見る:
令和6年1月15日第3432号12面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。