【事故防止 人の問題を考える】第170回 働き方改革、心と身体の健康対策①―4月から建設業でもスタート―

2024.01.11 【安全スタッフ】
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働き過ぎを見直して日々健やかに

 今年4月、建設業の働き方改革がスタートします。主な改革の内容は、法規制による労働時間の制限です。

 なぜ、労働時間なのでしょうか。それは、長時間働くこと、いわゆる働き過ぎにより、過度に疲れ、心と身体が病んでくるからです。

 このことを十分に理解し、働き過ぎを見直し、心と身体を健やかにして、日々快適に過ごすよう努めなければなりません。

 今回から、建設業の心と身体の健康対策として、働き過ぎで生じる疲労をテーマに、疲れやすい現場の作業、行き過ぎた過労死事例、疲労の蓄積度合いを測る方法、疲労対策として、予防と回復、快適な睡眠、疲れを減らす現場の工夫などを紹介します。

 また、働くなかで気になる疾病、腰痛、熱中症、さらに、心の健康(メンタルヘルス)として、ストレス、心の病気の正しい理解、セルフケア、ストレスとの上手い付き合い方、パワハラ防止、現場の良い人間関係の構築などのメンタルヘルス対策を紹介します。

建設業を魅力ある産業にするために

◎いつもの働き方を見直し、心と身体の健康を保つ

 建設業は、国土強靭化、インフラ整備、住宅建設、これらの維持・修繕等、わが国の重要な役割を担い続けています。ただ、他産業に比べ、…

執筆:労働安全衛生総合研究所 安全研究領域特任研究員 高木 元也

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2024年1月15日第2442号 掲載
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