【人的資本経営期のHR用語集】第66回 タレントマネジメント 「能力」へ視点移す 人事管理の対象を/木谷 宏

2024.01.25 【労働新聞】
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米国のコンサルが提唱

 タレントとは従業員が持つ能力、実績、経験を指し、個人のタレントを活かす人事管理手法をタレントマネジメントと呼ぶ。米国のコンサル会社が2001年に『ウォー・フォー・タレント(人材育成競争)』と題する書籍で、高業績企業では人材の獲得と育成にトップが強く関与している事実を指摘し、経営戦略としてタレントを活用する重要性を説いたことで広まった。施策には、トップの意識と行動、人材の引き付け、リクルーティング、組織的アプローチ、能力評価システム、実践指導(OJT)が挙げられている。タレント(個人の訴求価値)が向上する可能性を示すことで潜在能力の高い人材を引き付け、コーチング、フィードバック、メンタリングなどを通じて…

筆者:県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授 木谷 宏

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令和6年1月29日第3434号12面 掲載
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