【社労士が教える労災認定の境界線】第361回 施設外学習時に虫に刺される
2024.01.29
【安全スタッフ】
災害のあらまし
株式会社Мは障害福祉サービス事業者として、障害者介護や放課後等デイサービス事業などを運営する会社である。事業所では年に数回遠足や施設外学習として児童や保護者を伴って、屋外で活動を行っている。今回のケースは、この事業所で指導員として働くAさんが児童や保護者とともに遠足としてハイキング登山に行った際に害虫に刺され被災したものである。Aさんは下山中に、ハイキング道付近にあるアスレチック施設で児童らと遊具を利用している時にマダニに股間部を刺されたものと思われる。当初は気にも留めない程度だったが時間経過とともに歩行に支障が出るほど、大きく腫れ上がり、翌日以降の業務遂行が困難となったため業務災害の申請をした。…
執筆:一般社団法人SRアップ21 大阪会
ファロス社会保険労務士法人 代表社員 宮田 元
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
2024年2月1日第2443号 掲載