【今週の注目資料】平成27年度大学等におけるインターンシップ実施状況について(文部科学省)
2017.07.28
【労働新聞】
無報酬で実施が8割に
文部科学省は、平成27年度の大学等におけるインターンシップ実施状況を公表した。
調査は大学や短期大学など1,111校に実施した(回答率95.3%)。このうち大学は758校である。
教育実習や看護実習など特定の資格取得に関係するものを除くインターンシップを単位認定している大学(学部・大学院)は、581校(74.3%)だった。昨年度の566校と比較し15校増加している。参加した学生の人数は、延べ8万6248人で、同省の「学校基本調査」における学生数で除して計算した参加率は、3.1%だった。前年度に比べ、1万4196人の増加となった。
大学が状況を把握している学部生のインターンシップに関して、実施期間を尋ねると、一番多かったのは「1週間~2週間未満」の38.2%。以下、「2日~1週間未満」31.9%、「2週間~3週間未満」9.0%が続いており、2週間未満での参加がめだつ。
報酬は、80.5%が無報酬だった。報酬ありと回答したもののうち、実費・交通費のみ支給は52.2%で、併せて賃金・報酬も支払っているのは35.0%だった。
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平成29年8月7日第3123号4面 掲載