【人事学望見】第953回 紹介予定派遣で活路開こう 本採用に係るゴタゴタが少ない
2014.04.07
【労働新聞】
労働者派遣のうち、紹介予定派遣は特殊な存在である。派遣事業所は、派遣事業と職業紹介の2つを持ち、派遣労働者として就労するのは「仮の姿」で直接雇用の社員となることが目的だ。そのための法律上の便宜が図られる一方で、試用期間を設けることができない制約もある。
合理的理由あれば拒否も
紹介予定派遣の場合、他の派遣労働者と異なり、履歴書の提出を求め、面接もできる。いわゆる「特定化」が可能だから、派遣先にとってかなり有効な労務提供サービスということは間違いないところだろう。
ところが、普及度は意外に少ないと調査では出ている。厚生労働省が派遣法改正の資料として行った「労働者派遣に関する調査」(平成24年10月、対象は派遣元1万事業所、派遣先2万事業所、派遣労働者2万人、回収率は順に約3割、約4割、約1割)によると…
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平成26年4月7日第2963号12面 掲載