【送検事例】保護具取り扱い方法の教育怠る
2024.02.13
【安全スタッフ】
東京・足立労働基準監督署は、安全衛生教育を怠ったとして建設会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで東京地検に書類送検した。労働者が水中ポンプを綾瀬川へ沈める作業を行っていたところ、川に転落して溺死したもの。被疑者である代表取締役は、ライフジャケットの性能や取り扱い方法について安全衛生教育を行っていなかった疑いがある。(R5・12・11)
事件の概要
事故は昨年5月30日、東京都足立区を流れている綾瀬川で発生。護岸工事で労働者がコンクリートガラへの散水用の水を汲むために、水中ポンプを綾瀬川に沈める作業を行っていたところ川に転落し溺死した。
安衛法では、労働者を雇い入れたときに…
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2024年2月15日第2444号 掲載