【イラストで学ぶ身近なリスクと対策】第48回 玉掛け不良による災害③
2024.02.27
【安全スタッフ】
1.はじめに
桃のつぼみもふくらみ、春の訪れを告げる時季となりました。太陽暦の24節気で3月5日は啓蟄〔*1〕、3月20日は春分の日で春近しです。令和5年は大規摸な自然災害はなかったが、建設業では、令和5年7月静岡県静岡市の国道バイパス工事で「約140tの橋桁が落下:9人死傷」、9月には東京駅前のビルで「5本の鉄骨(約48t)が落下:6人死傷」の大災害が発生。
〔*1〕啓蟄(けいちつ)は、「蟄虫、すなわち冬ごもりの虫がはい出る」の意。
2.H形鋼と玉掛け用具について
H形鋼は断面がH形で、I形鋼に比べてフランジ幅が長く、しかもフランジ内外面が平行になっている大形形鋼です。フランジ厚みが…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一
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2024年3月1日第2445号 掲載