【職場でそのまま使えるチェックリスト―抜け漏れ防ぐ基本モデル―】第19回 危険物 SDSを理解し取り扱いを
2024.02.27
【安全スタッフ】
燃焼や化学反応を起こしやすく、火災や爆発の危険性のあるものを危険物といい、安衛法上の危険物には、①爆発性の物、②発火性の物、③酸化性の物、④引火性の物、⑤可燃性のガスに分類されています(安衛令別表1-1~5)。消防法上の危険物の分類とは異なります。危険物を製造したり、取り扱うときは、爆発・火災を防止するための措置が必要です(安衛則256条)。
①爆発性には、火薬やダイナマイトなどのように熱や衝撃を加えたり、摩擦することにより発火・爆発する危険な性質を持つ物があり、②発火性には金属ナトリウム、カーバイドのように水や空気との接触により発火する物と、赤リン、黄リンのように大気との接触により発火する物があり、③酸化性には酸化亜鉛、酸化アルミのように酸素を出し酸化性が強く、支燃性の大きい物があり、④引火性にはエチレンエーテル、ガソリンのように空気との混合状態で大気に近づけると急激に燃焼する物があり、⑤可燃性でアセチレン、プロパンガスのように空気中の酸素との反応で燃焼する物があります。…
執筆:中山社会保険労務士事務所 中山 貞男
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2024年3月1日第2445号 掲載