【ぶれい考】賃上げに価格転嫁欠かせず/大下 英和

2024.02.29 【労働新聞】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 春闘に向け、大手企業では組合側との交渉を待たずに大幅な賃上げを表明する動きが相次いでいる。デフレ脱却には、こうした賃上げの動きを雇用の7割を支える中小・小規模事業者に広げていく必要がある。

 先月公表した当所調査では、中小企業の61.3%が「2024年度に賃上げを実施予定」と回答し、うち36.6%が賃上げ率の見通しを「3%以上」と回答した。ともに前年度から3.1ポイント増加している。賃上げの動きは広がっているが、実施予定企業の6割が業績が改善しない中での「防衛的な賃上げ」だった。「実施予定」を従業員規模別にみると、5人以下32.7%、6~10人50.3%と小規模ほど割合は低い。

 中小・小規模事業者が賃上げの原資を確保するには、…

筆者:日本商工会議所 産業政策第二部 部長 大下 英和

この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

労働新聞電子版へログイン

労働新聞電子版は労働新聞購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

この連載を見る:
令和6年3月4日第3439号5面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。