【送検事例】トラックの逸走防止措置を怠る
2024.03.12
【安全スタッフ】
神奈川・川崎北労働基準監督署は、トラックの逸走防止措置を講じていなかったとして建設会社と同社取締役を安衛法違反の疑いで、横浜地検川崎支部に書類送検した。マンションの新築工事現場で、トラックの運転者が運転位置から離れた際にトラックが逸走。運転者がトラックにひかれて死亡するという労働災害が起きた。取締役は、法令で定める逸走防止措置を講じていなかった疑い。(R6・2・19)
事件の概要
事故は令和5年3月8日、川崎市宮前区のマンション新築工事現場で発生。型枠工事を請け負う会社に所属する運転者がトラックの運転位置から離れた際、トラックが逸走。運転者がトラックにひかれて死亡するという労働災害が起きた。
安衛法では、車両系荷役運搬機械などの運転者が運転位置から離れるときには、…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
2024年3月15日第2446号 掲載