【職場でそのまま使えるチェックリスト―抜け漏れ防ぐ基本モデル―】第20回 静電気 爆発・火災の危険防止措置を
2024.03.12
【安全スタッフ】
物体を構成している原子の中にある原子核はプラスの電荷、電子はマイナスの電荷を持っており、摩擦によってこすれあっている2つの物体の一方からもう一方に電子が移動することにより静電気が発生します。静電気の放電による感電の多くは感電死するほど強いものではありませんが、感電のショックで高所から墜落したり、あるいは反射的に手を引いて物にぶつけてケガをすることもありますので、人体帯電の軽減・除去をします。また、引火性液体の蒸気、可燃性ガス、粉じんが空気などと混合して爆発の雰囲気が形成されているところに、人体の運動やその他の条件で生じる静電気放電によって爆発火災が発生します。
異種の物質が摩擦や接触をしたり、はく離したりするときに静電気は発生しやすいので、危険物の…
執筆:中山社会保険労務士事務所 中山 貞男
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
2024年3月15日第2446号 掲載