【人事学望見】第984回 経団連が採用・選考指針を改定 16年大卒から就職活動等後ろ倒し
2014.11.24
【労働新聞】
経団連は、「在学全期間を通して知性、能力と人格を磨き、社会に貢献できる人材を育成、輩出する高等教育の趣旨を踏まえ、採用選考活動に当たっては、正常な学校教育と学習環境の確保に協力し、大学の学事日程を尊重する」ことを目的に、採用選考に関する指針を改定した。
知名度低いと苦戦必至か
「高邁な目的だが、どれだけの企業が順守するかが問題。現在の大学3年生からだから時間はあるが厳しいな」
東証一部上場企業ながら、知名度がいまいち。毎年、新卒採用で頭を痛めている西日本商事の奥山人事課長は、経団連の指針を皮肉を込めて眺めていた。
「うちも会員企業ですから、採用指針は重視しなければならないですよね。しかし、悠長に構えていると優秀な学生を確保することはできませんよ。高邁な指針より、ハンディを付けてもらわないと採用戦線を勝ち抜くことは難しいというのが当社の本音ですよね」…
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平成26年11月24日第2994号12面 掲載