【覚えておきたい!多様な休ませ方~制度設計・トラブル回避術~】最終回 サバティカル休暇 事前に期待伝える 取得きっかけの退職防ぐ/井田 瑞輝

2024.03.21 【労働新聞】
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数カ月から1年以上付与が多い

 サバティカル休暇とは、利用目的をあまり限定せずに、留学やボランティア活動での利用を想定し、希望者に休暇を付与する制度である。まだ導入している会社は少ないものの、経済産業省が平成30年に出した報告書では導入が提言されている。厚生労働省が公表している「特別休暇制度導入事例集2020」でも、導入状況が取り上げられている。休暇の対象者や期間をどのように設定するかは、会社の裁量に委ねられている。導入事例をみると、長期勤務者に対し、数カ月間ないし1年以上の長期休暇を与えていることが多い。

 導入のメリットとしては、①従業員のリフレッシュの機会になる、②休暇中の留学やボランティア活動などにより従業員が新しい知識・体験を得られる、③福利厚生の充実により、対外的なイメージアップや人材採用力の強化につながるといった点が挙げられる。

 サバティカル休暇を導入する際には、次のような点に留意すべきである。――第1に、…

筆者:咲くやこの花法律事務所 弁護士 井田 瑞輝

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令和6年3月25日第3442号11面 掲載
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