【イラストで学ぶ身近なリスクと対策】第49回 玉掛け不良による災害④
2024.03.27
【安全スタッフ】
1.はじめに
陽春の候、春風駘蕩(たいとう)のよい季節となりました。東日本大震災直後の2011年4月にスタートした当連載は、今回で14年目になります。長期間連載の支えは、「読者の方々の励ましの声〔文字付きイラストを安全教育、掲示物・安全衛生委員会で活用しているなど〕」です。毎回読んで頂きありがとうございます。
筆者がゼネコンでの現場生活をスタートしたころ(昭和40年)は、致命傷の労働災害〔★死亡や永久労働不能につながる・障害が残るケガ〕が多発していました。高度経済成長の時代でしたが、現場の休日は「日曜日と雨が降った日だけ、大型機械を使用する現場は、機械の使用料が高いので24時間稼働で12時間交代」でした。建設業の死亡者数が激減したのは、「昭和47年(1972年)6月8日に労働安全衛生法が施行」されてからです。
今回は引き続き「敷鉄板の玉掛け不良」をテーマに執筆します。…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一
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2024年4月1日第2447号 掲載