【人事部のための金融リテラシー入門】第12回 天引きの有効活用 習慣化向けた早道に 会社は後押しの取組みを/山崎 俊輔

2024.03.28 【労働新聞】
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面倒な作業は阻害要因

 家計管理の肝であり、金融リテラシーの根本となるのは「毎月の家計の黒字化」だという話をしたが、家計簿をつければ自然とお金が貯まるというわけではない。自然とお金が貯まる、というタイプの人が一定割合いるが、こうした人は家計管理がしっかりしているだけではなく、お金が貯まる仕掛けを講じていることが多い。理屈として家計を黒字化させるアドバイスだけではなく、実際に黒字化させる道筋をつけることも大切だ。

 貯蓄習慣を形にする一番良い方法は自動引落としである。メインバンクで積立定期預金を設定したり、給与振込段階で天引きさせ社内持ち株会や財形貯蓄などに積立てを図ることは、自動的に一定額を貯蓄することになるため、省力化されるだけではなく、早期に引き落としをした残額で1カ月を過ごすという仕掛け作りにもなっている。

 「給与振込日前日に残せたお金を貯金しよう」というのは合理的な選択のようで実際にはうまくいかない。最初の…

筆者:企業年金コンサルタント 山崎 俊輔

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令和6年4月1日第3443号10面 掲載
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