【職場でそのまま使えるチェックリスト―抜け漏れ防ぐ基本モデル―】第23回 暑熱 WBGT値を作業者に周知
2024.04.26
【安全スタッフ】
屋内の暑熱作業場には、溶鉱炉、溶銑炉、ガラス溶解炉、焼成炉、乾燥炉、金属溶鉱炉の平炉、転炉、電気炉、キュウポラや厨房設備などがあり、屋外では夏場の建設現場、草刈り、剪定作業などがあります。これらの作業では、高温多湿の環境化で体内の水分および塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破たんして熱中症が発症することがあります。その症状はⅠ度(軽症)、Ⅱ度(中等症)、Ⅲ度(重症)に分類され、Ⅲ度になると命にかかわります。
熱中症予防には熱への順化が必要で、熱に慣れ、当該環境に適応するため7日以上かけてばく露時間を長くします。休暇などでばく露が中断すると4日後には、…
執筆:中山社会保険労務士事務所 中山 貞男
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2024年5月1日第2449号 掲載