【人事学望見】第990回 朝型勤務でゆとり回復なるか 政府の音頭取りに中小企業は?
2015.01.19
【労働新聞】
厚生労働省は、労働時間等設定改善法に基づく指針である「労働時間等見直しガイドライン」を改定する意向。残業時間削減の手法として「朝型勤務」の趣旨や取組み事例を盛り込むことが検討されている。朝型勤務は、一定時間以降残業を禁止し、早朝に回すというもの。
一流企業で取り組み始まる
「朝型勤務を導入し、所定終業時刻まで割増賃金なしで働かせようというわけか。せこい考え方だなあ」
昼食後の雑談で、新聞を読んでいた若手の山中がつぶやいていた。小耳に挟んだ同じ世代の坂崎が、新聞をのぞき込み山中に向かって手をヒラヒラと横に振った。山中はエンジニア、坂崎は人事課所属である。…
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平成27年1月19日第3001号12面 掲載