【送検事例】移動式クレーンで計画未策定

2024.05.10 【安全スタッフ】
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 神奈川・横浜西労働基準監督署は移動式クレーンを用いて作業する際、作業計画を策定していなかったとして土木建築請負業の会社と同社職長を安衛法違反の疑いで横浜地検に書類送検した。河川改修工事で作業員がクレーン機能付きドラグ・ショベルを運転しフレキシブルコンテナバッグ2袋を同時につり上げて移動したところ転倒。作業員がドラグ・ショベルごと川底に転落し死亡した。(R6・2・19)

事件の概要

 事故は令和5年2月23日、横浜市保土ケ谷区の河川改修工事現場の河川敷で発生。作業員がクレーン機能付きドラグ・ショベルを運転し、フレキシブルコンテナバッグ2袋を同時につり上げて移動させようとしたところ、荷の重さで前方に傾き河川敷から約3m下の川底に転落。作業員がドラグ・ショベルごと転落し、死亡するという労働災害が起きた。

 安衛法では、移動式クレーンを用いて作業を行うときは、…

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2024年5月15日第2450号 掲載
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