【事故防止 人の問題を考える】第178回 木材・木製品製造業の労働災害防止の好事例①
2024.05.10
【安全スタッフ】
本部統括で工場間連携図る
今回から企業の労働災害防止の取組み好事例を紹介します。短期的な成果ながら、4年間で労働災害(不休含む)を約70%減少させた事例です。
業種は木材・木製品製造業です。工場で建設用資材を生産し、それを建設現場に納入します。成功のポイントは、工場独自の取組みだけではなく、本部が統括的な役割を担い、本部と各工場などで安全衛生管理体制を築き、各工場に担当責任者を置き、工場間の連携を図り水平展開を促進しました。また、ヒューマンエラー災害防止のためリスク低減効果の高い設備面の対策を講じたことや、工場で働く請負会社、運送会社も巻き込んだ活動により、関係者全員の一体感を醸成したことも特筆できます。
本部、各工場、請負会社が参加するオンライン会議を月1回開催し、そこには…
執筆:労働安全衛生総合研究所 安全研究領域特任研究員 高木 元也
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
2024年5月15日第2450号 掲載