【「もしも…」に備えるメンタルヘルス対策】第18回 休職に至るまでの流れ 最終決定権は会社に 産業医から意見書回収/長濱 さつ絵

2024.05.16 【労働新聞】
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診断書出たら休養期間確認

 今回は、休職に至るまでの流れを説明したい。休職に至るケースで一番多いのは「主治医から休養が必要という診断書が出て、会社に提出され、本人も休養に同意している」ケースである。本人が自分の状態を上司や産業医に相談し、そこで受診を促されて上記に至る場合もある。これらのパターンは比較的スムーズに休養に入る。問題は、事例性(業務をするうえで周囲が困っていること)があり、明らかに疾病性(病気があること)が認められるのに、本人がそれを自認していないときである。

 このような場合、まずは上司が事例性に注目して介入する。事例性が改善されれば良いが、改善されず疾病性が疑われる場合は産業医面談につなげる。事例性がなくても、明らかにメンタルヘルス不調が疑われる場合は産業医面談を勧める。上司による面談で本人からメンタルヘルス不調などの病気を理由に業務上の配慮を求められた場合は、産業医面談を必須とする。

 産業医面談につなげば、…

筆者:長濱産業医事務所 代表社員・医学博士 長濱 さつ絵

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令和6年5月20日第3449号13面 掲載
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