【人材獲得競争に勝つ! スタートアップ企業から考える人事処遇の仕組み】第7回 降格(後編) チームの成果へ影響 異動による解決は望めず/金田 宏之

2024.05.16 【労働新聞】
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高成績者の退職招く恐れもあり

 前回、スタートアップは中途採用(即戦力人材)による組織づくりをしているがゆえに、入社時に期待したパフォーマンスを発揮できない場合、降格人事も辞さないと説明した。ただし、間違いなく、スタートアップもそこで働くマネージャーも、降格人事などは「絶対にやりたくない」と心から思っているといえる。

 以前、筆者が支援するクライアント先のマネージャーが「実際に降格人事に対応したが、本当に気が重かった。もう絶対にやりたくない。正直、自分の配下のメンバーを降格させることは、マネージャーである自分にとって何のメリットもないし、誰からも感謝されない。そのためにも採用の見極めは今以上に慎重を期し、絶対に妥協してはいけないと決心した」と話している姿が印象的だった。これは偽らざる本音だろう。ただ、「何のメリットもない」と話しているにもかかわらず、このマネージャーが降格人事に対して向き合ったことは事実だ。

 大企業に比べてスタートアップが降格人事に向き合わざるを得ない理由は、採用面以外にもある。それは…

筆者:㈱インプリメンティクス 代表取締役 金田 宏之

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令和6年5月20日第3449号11面 掲載
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