【送検事例】フォークを最低下降位置にせず

2024.05.28 【安全スタッフ】
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 鹿児島労働基準監督署は、フォークリフトの運転席から離れたときの措置を講じていなかったとして運輸会社と同社副社長を安衛法違反容疑で鹿児島地検に書類送検した。労働者がフォークリフトで運搬作業を行っていたところ、フォークを床面から高さ1.2mの位置に上げた状態で停車し運転席を離れた。別のフォークリフトが後退して激突し、その運転者の腰部にフォークが刺さり死亡した。(R6・3・15)

事件の概要

 事故は令和4年10月14日、鹿児島市の運輸会社で発生。複数の労働者がそれぞれフォークリフトを利用して、サツマイモを入れたフレコンバッグを運搬する作業をしていた。

 作業を行っていた労働者の1人がフォークを床面から高さ約1.2mの位置に上げた状態でフォークリフトを停車。運転席から離れた。この停車中のフォークリフトに別のフォークリフトが後退し…

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2024年6月1日第2451号 掲載
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