【人材獲得競争に勝つ! スタートアップ企業から考える人事処遇の仕組み】第8回 採用面の工夫 有給休暇を30日付与 育・介想定し入社時点で/金田 宏之
2024.05.23
【労働新聞】
小規模の利点を活かして“優遇”
前回までは、人材獲得競争に勝つための評価制度(絶対評価やメイン評価者への責任など)や報酬(報酬レンジやインセンティブ設計など)について紹介してきたが、今回は少し角度を変えて福利厚生や働き方に目を向けてみたい。
まず、スタートアップは大企業に比べて福利厚生にコストをかける余裕がない。限られた資金で早く利益を出すフェーズにあり、事業の成長が何よりも優先される。スタートアップにチャレンジする方々も、福利厚生面はある程度諦めているケースが多いと思われる。ただし、そのなかでも、スタートアップという小さい組織だからこそできる工夫で、採用競争力を高めている企業がある。
みなさんの会社の有給休暇について考えていただきたい。優秀な即戦力人材の中途採用場面で、…
筆者:㈱インプリメンティクス 代表取締役 金田 宏之
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和6年5月27日第3450号11面 掲載