【人事部のための金融リテラシー入門】第20回 研修の体系化 1回で終わらせない ターゲット明確化が要点/山崎 俊輔

2024.05.30 【労働新聞】
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満足度向上につながる

 社内研修に金融経済教育を組み入れていくときに意識したいのは、1回きりで終わらせず、できるだけ体系的なものとすることだ。世代によって理解度の違いがあり(おおむね年齢を重ねるごとに金融知識は高まる)、必要とされるテーマも変化していく。ターゲットに合わせた教育コンテンツを用意することが大切だ。

 前回述べたとおり、既存の研修に1コマ組み入れるのであっても、その研修が対象とする年代が自ずとあるはずだ。

 入社間もない世代であれば、基礎的な家計管理をメインとし、資産形成の基礎を固めていくことが良いだろう。結婚、子育て(教育資金)、住宅購入など大きな資金準備に実感が持てる世代はそうした具体的なマネープランを話したい。同様に、リタイアを実感してきた世代にはリタイアメントプランがテーマとしてふさわしいだろう。実際の老後のやりくり術だけでなく、リタイアまでにもうひとがんばりして資産形成を上積みする話題も盛り込みたい。

 元の研修の対象が…

筆者:企業年金コンサルタント 山崎 俊輔

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令和6年6月3日第3451号10面 掲載
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