300人以上で管理職微増

　女性管理職（役員を除く）の割合について、女性活躍推進法改正前の2018年調査時と比較した。

　従業員規模300人以上の企業では、「０％（なし）」と回答した割合が10.1ポイント減の10.6％だった。「役職なし／不明」が約５ポイント増、「0.1～10％未満」が約３ポイント減であることから、女性管理職の割合が10％以上の企業が約８ポイントは増加したと分析している。実際に、「10～30％未満」は5.5ポイント増、「30％以上」は2.7ポイント増となっている。

　30～99人規模では、「0％（なし）」が23.1％で、18年調査から22.1ポイント減と大きく減少した。一方、「役職なし／不明」が19.7ポイントと大幅に増加しているため、必ずしも女性管理職比率の高い企業が増加したとはいえないとした。

　調査は昨年12月～今年１月までの期間、30人以上の企業に対して実施した。

女性活躍に関する調査報告書（厚労省）