【送検事例】フォークの特定自主検査怠る
2024.06.11
【安全スタッフ】
岡山・新見労働基準監督署は、フォークリフトの特定自主検査を怠っていたとして、建設会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで、岡山地検に書類送検した。労働者がフォークリフトで資材置場から同社の施工する建設現場まで運転していたところ横転し、下敷きになって死亡する労働災害が起きた。労基署の調べでフォークリフトの特定自主検査を実施していないことが分かった。(R6・3・5)
事件の概要
事故は令和5年8月2日、岡山県新見市の市道で発生。建設会社の資材置き場から同社の施工する建設現場まで、労働者がフォークリフトを運転していたところ横転。運転していた労働者が、フォークリフトの下敷きになって死亡した。
安衛法は、フォークリフトについて1年を超えない期間ごとに1回、定期に走行装置や操縦装置など法定の事項を事業場内の資格を有する労働者もしくは検査業者による特定自主検査を行うことが義務付けられている。被疑者である建設会社の代表取締役は、…
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2024年6月15日第2452号 掲載