【人材獲得競争に勝つ! スタートアップ企業から考える人事処遇の仕組み】第11回 管理職への昇進意欲を高める方法 「専門職種」と再定義 採用などの知見も必要に/金田 宏之

2024.06.13 【労働新聞】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

配置前には必ず意向確認と準備

 巷間で、「管理職は罰ゲーム」といわれ始めた。人手不足、働き方改革、コンプライアンス・ハラスメントへの対応、流動性の増した人材市場など、管理職を取り巻く環境は変化し、疲労感が溜まっている。なりたい若手も減っている。「罰ゲーム」と捉えられないための対策を、スタートアップのマネジメント現場の実践例から紹介したい。

 まず、管理職への配置については、本人の意思を尊重したい。スタートアップでは原則、配置転換や職種変更、出向・転籍などを含む人事異動は、すべて本人の意思に基づく。会社の一方的な都合による人事異動では、社員が退職してしまうためだ。退職までいかずともモチベーションやエンゲージメント、さらに生産性の低下も容易に想像できる。

 管理職への配置も同じで、本人が拒否している、または迷っている場合、配置を強制してはいけない。管理職にキャリアチェンジすることの意味付けをしっかりと話し合い、本人の準備が整ったタイミングで配置すべきである。上司が…

筆者:㈱インプリメンティクス 代表取締役 金田 宏之

この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

労働新聞電子版へログイン

労働新聞電子版は労働新聞購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

令和6年6月17日第3453号11面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。