【ぶれい考】仕事諦めなくて良い会社に/小松 麻衣

2024.06.20 【労働新聞】
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 当社は、社会福祉事業の基幹業務システムを企画販売して37年目となる中小企業だ。システムの良さもさることながら、実践的なサポートの手厚さには自負がある。サポートには、経理や社会保険労務、その他介護保険などの専門的知識と経験が要求されるため、人材育成と定着は長年の課題であった。

 この会社を父から事業承継した私自身には、自社システムを網羅できるだけの技術はない。あるのは自分自身が3児の母として育児と仕事の両立にもがいてきた経験だけだ。焦って大改革を目論んでも失敗するだけだと覚悟し、自分が今できることの半歩先の改革から実践している。

 手始めに、…

筆者:プロテック 代表取締役 小松 麻衣

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令和6年6月24日第3454号5面 掲載
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