【人材獲得競争に勝つ! スタートアップ企業から考える人事処遇の仕組み】最終回 新規事業立上げ期の制度 全社目標で昇給管理 個別のMBOは実施せず/金田 宏之

2024.06.20 【労働新聞】
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評価負担減らし事業成長に集中

 新規事業の立上げ期に相応しい人事制度とは、どのような制度だろうか。新規事業と既存事業の別なく、同じ人事制度を適用しているケースが多いと思うが、果たして最善策なのか。本気で新規事業を推進しようとするならば、既存事業や現状の人事制度に捉われずにゼロベースであるべき姿を考えることが大事である。新規事業の立上げ期における人事処遇の仕組みについて、スタートアップ2社の人事制度事例を参考に考えてみたい。

 まずはNOT A HOTEL社(150人)の「ワンチーム評価」である。同制度は、個人の目標設定や人事評価は実施せず、年間の会社目標(カンパニーベッド)を達成できたら昇給を行い、賞与を支給する仕組みだ。会社目標の達成度が120%なら昇給率は「5%」、賞与は「年収の20%」、達成度が110%なら昇給率は「3%」、賞与は「年収の10%」と非常に分かりやすい制度に仕上がっている。入社初年度は、在籍期間に応じて係数がかかるが、2年目以降の社員は…

筆者:㈱インプリメンティクス 代表取締役 金田 宏之

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令和6年6月24日第3454号11面 掲載

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