【特別企画】インタビュー 最近の若者を雇用するうえで注意点は? 部下一人ひとりに向き合う時間を/石山 恒貴

2024.07.04 【労働新聞】
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「世代で区切って論ずることは良くない!」と異議

 Z世代と言われる最近の若者は、キャリアに対する価値観が異なり、すぐに離職・転職してしまう――。人事担当者からこのような悩みを聞く機会が増えている。では、どのように対処したら良いのだろうか。人的資源管理やキャリアに造詣が深く、若年層と多く接点を持つ、法政大学大学院の石山恒貴教授にお話をうかがった。石山教授は、特定の世代を一まとめにして論じる風潮に異議を唱えたうえで、管理職が部下一人ひとりと真剣に向き合うマネジメントをしているかどうかを企業は把握しているかと問うている。(聞き手・編集部)

情熱把握で組織活性化

「問題の本質は昔から変わらない」

――「最近の若い世代は変わっている」などのモヤモヤ、「離職・転職が増えている」といった苦悩を人事担当者や管理職から耳にする機会が増えています。

石山さん 「Z世代」とか「さとり世代」などと一括りにしてみるのはどうかと考えています。私は今、59歳ですが、入社した頃は“新人類”などと呼ばれていて、「残業よりデートとは、信じられない」などと当時の上の世代から言われていました。問題の本質は昔から変わっていません。世代ごとに一括りにして、先入観を持って接しているのが良くないですね。強いて変わった点を挙げるならば、デジタル機器の発達など社会環境でしょう。

 そのような悩みを打ち明けている管理職などがいるとするならば、その人は若手だけでなく他の年代の部下とも同じ問題が起きている可能性があります。他の年代の部下は上司に従っているようにみえますが、…

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令和6年7月8日第3456号6面 掲載

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