【労使トラブルを防ぐ諸規程整備のススメ】第2回 休職規程 診断など復職条件に 会社指定医師の意見優先/伊藤 泰人

2024.07.04 【労働新聞】
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職場雰囲気の悪化防ぐ

 精神疾患で会社を長期間休んでいる従業員にどう対応するか、頭を悩ませている人事担当者もいるだろう。精神疾患を抱える従業員は、欠勤と出社を繰り返すことが多い。体調が良くなって復職しても、また調子が悪くなり会社を休むという流れが続くと、職場の雰囲気は悪くなりがちだ。欠勤をしている間、その従業員の担当業務を他の従業員が対応しなければならないからである。退職した場合は欠員補充のための人材募集が可能になるが、病気療養となるとそれも難しい。

 そこで、私傷病に関する「休職規程」の作成が重要になる。勘違いしている人事担当者もいるが、休職は会社が決めるものであり、従業員が決めるものではない。休職から職場に復帰するのも同様で、会社が決めるものである。

 しかし実際は、従業員から求められて休職させたり、復職させたりしているケースも散見される。これでは、休職期間満了による退職手続きができない。就業規則上では、…

筆者:社会保険労務士法人アンブレラ 代表社員 伊藤 泰人

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令和6年7月8日第3456号10面 掲載
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