【人的資本経営期のHR用語集】第88回 管理職(後編) スリム化は免れぬ 肥大・変質した業務/木谷 宏

2024.07.04 【労働新聞】
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なくて良い仕事なのか

 米国の人類学者であるD.グレーバーが著した『ブルシット・ジョブ』は日本でも話題になった。彼は“人のためにならない、なくなっても差し支えない、給料の高い仕事(ブルシット・ジョブ)が世の中には満ち溢れている”として、①誰かをえらく見せる仕事、②人々を脅かすような仕事、③他の人の欠陥を修復するだけの仕事、④ひたすら書類を作成する仕事、⑤仕事を割り当て監視する仕事、⑥組織の見せかけを良くする仕事を例に挙げている。具体的には人材コンサルタント、財務戦略担当者、顧問弁護士、テレマーケターなどを俎上に載せ、戸惑いながらも痛快に読了したことを覚えている。

 彼はこれらの仕事が組織の管理部門(ホワイトカラー)の肥大によって生み出されたとし、本人たちもそのことを自覚しながら…

筆者:県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授 木谷 宏

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令和6年7月8日第3456号12面 掲載
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