【労使トラブルを防ぐ諸規程整備のススメ】第3回 副業・兼業規程 従事可能な時間設定 本業に支障生じさせない/伊藤 泰人

2024.07.11 【労働新聞】
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他社で得たスキル還元

 日本では長らく、1つの職場でのみ業務に従事する働き方が一般的であった。しかし、経済の変化や労働市場の多様化に伴い、副業や兼業が徐々に注目されるようになっている。

 政府においても、働き方改革の一環として推進する動きがみられる。厚生労働省は平成30年に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を発表し、解禁を後押しした。ガイドラインでは、禁止している企業でも、合理的な理由がない限りは認めるよう求めている。

 近年、副業・兼業は多くの労働者にとって重要なキャリア戦略となりつつある。多様な働き方が求められる現代社会では、…

筆者:社会保険労務士法人アンブレラ 代表社員 伊藤 泰人

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令和6年7月15日第3457号10面 掲載
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