【人的資本経営期のHR用語集】第89回 プレイングマネージャー 真の管理職は少数 個人実績と板挟みに/木谷 宏

2024.07.11 【労働新聞】
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もはや「ゴール」に非ず

 前回までに、管理職が“ブルシット・ジョブ”(なくなっても差し支えない仕事)の危機にあると確認した。コンサル会社による昨年度の調査によると、回答者である非管理職150人のうち、管理職に「なりたいと思う」人の割合は8.0%であったという。「条件によってはなりたいと思う」が20.0%であり、合計しても28.0%に留まる。残りの72.0%は管理職に「なりたいとは思わない」と回答しており、理由としては、①出世欲がない(50.9%)、②責任が伴う(50.0%)、③仕事量が増える(42.6%)が挙がり、管理職に向いていない、今のままの方が働きやすい、ワーク・ライフ・バランス(WLB)が崩れる、給与が伴わないなどが続く。

 1位の「出世欲がない」に驚く人は多いだろう。他の理由のように管理職のネガティブな側面を指摘するものではなく、…

筆者:県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授 木谷 宏

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令和6年7月15日第3457号12面 掲載
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