【人事の小窓 ちょっと道草】「心の病」防ぐ環境を/竹安 秀孝
2013.12.02
【労働新聞】
人事支援の仕事をさせていただいている関係上、日々多くの人事の方とお会いします。人事の方からの質問で最も多いのが、ストレス耐性の強い人材を採用したい、ストレス耐性の強い人材を見抜くのはどうすれば良いか、というものです。
近年、入社後に適応障害や、うつ病などを発症する事例が増えており、それを入口で防ぐための質問ですが、この答えは実は非常に簡単です。「まじめで几帳面、正直で完璧主義。責任感や正義感が強く仕事熱心。秩序やルールに忠実で律儀。他人にも献身的」。これらの要件は、多くの企業が望む人材の資質ですが、うつ病の病前性格でもあります。つまり、ストレスに強い人材を望むのであれば、これらの要件に合致しない人を採用すれば良いのです。…
筆者:㈱花絹(KAKEN) 代表取締役常務 竹安 秀孝
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平成25年12月2日第2947号5面 掲載