【送検事例】フォークとの接触防止措置怠る

2024.07.29 【安全スタッフ】
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 東京・品川労働基準監督署は、フォークリフトとの接触防止措置を講じていなかったとして、運送業の会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで、東京地検に書類送検した。フォークリフトを使って労働者がコンテナをトラックに積み込む作業を行っていたところ、歩行していたトラック運転者がコンテナにぶつかった。そのまま下降してきたコンテナに挟まれてトラック運転者が死亡している。(R6・6・6)

事件の概要

 事故は令和4年7月26日、品川区の物流センターで発生。運送会社の労働者がフォークリフトを使用して、高さ約2mのコンテナをトラックに積み込んでいた。

 その作業中に、フォークリフトに積まれたコンテナが、歩行中のトラック運転者に衝突。フォークリフトを使用していた労働者は、ぶつかったことに気が付かずにそのままコンテナを下ろしてしまい、トラック運転者がコンテナの下敷きになり死亡した。

 安衛法では、フォークリフトを用いて作業を行うときは、…

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2024年7月15日第2454号 掲載
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