【安全衛生眺めてみれば】第15回 危険が多い除草作業

2024.07.29 【安全スタッフ】
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 8月は除草作業が多くなる季節です。誰もが、幼いころから庭や畑で雑草を抜く作業をした経験をしているので、それに毛が生えた程度の軽作業だという気持ちがあります。しかしこれは大きな間違いです。見かけによらず、とても危険な作業です。

 除草作業は、自然の中での作業です。これはあらゆる作業で労働災害の最も発生しやすい、最も危険と分類されている「非定常作業」の典型です。しかも、刈払機はむき出しの鋭利な刃が高速で回転しており、少しでも触れれば大災害になります。あまりにも危険な機械なので、厚生労働省は刈払機だけにかかる特別の「刈払機取扱い作業者に対する安全衛生教育について」(平成12年2月21日付基発第66号)という通達を発しているほどです。単一の機械だけにかかる通達は珍しいことですが、現に、多くの死亡災害や重傷災害が発生しています。簡単な仕事と安易に考えず、この通達に従った安全衛生教育を受講した作業員のみに作業をさせることをお勧めします。

 さて、除草作業の基本は、…

執筆:一般社団法人 労務安全監査センター 代表理事 東内 一明

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2024年8月1日第2455号 掲載
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