【ピックアップ調査資料】化学物質の性状に関連の強い労働災害の分析結果(厚労省)

2024.07.18 【労働新聞】
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「洗剤」起因が約3割に

 令和元~3年に発生した「有害物等の接触」による労働災害1,229件を分析している。

 業種別では、食料品製造業が162件で最も多い。次いで、化学工業が119件、清掃・と畜業が97件、金属製品製造業が83件で続く。

 労災の起因物ごとに発生状況を分析している。厨房やビルメンテナンスなど、さまざまな業種で使用されている「洗剤・洗浄剤」による労災が約3割(371件)を占めており、突出している。次に多いのが「ガス」によるもので、135件発生した。

 食料品製造業では、全体の162件のうち、101件が洗剤・洗浄剤が原因で発生している。事例として、フライヤーの油洗浄のため、薬品をスポンジに浸して擦っていたところ、手袋着用のみで腕カバーをつけていなかったため、薬品が袖口から腕に伝わり火傷したケースを挙げた。

化学物質の性状に関連の強い労働災害の分析結果

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令和6年7月22日第3458号4面 掲載
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