【職場でそのまま使えるチェックリスト―抜け漏れ防ぐ基本モデル―】第29回 酸素欠乏・硫化水素 換気を十分に行う
2024.07.29
【安全スタッフ】
酸素欠乏症とは、通常、大気中に21%含まれる酸素が何らかの理由で失われて18%未満になったとき、その空気を吸うことによって人体にもたらされる症状で、最悪死亡することもあります。助かった場合でも後遺症として言語障害、運動障害、視野狭さく、麻痺などが現れることがあります。
硫化水素は卵の腐った臭いのある無色の液体で、空気より重く、主に下水中の微生物が有機物質を分解することによって発生します。吸入すると頭痛、めまい、歩行の乱れ、呼吸障害の症状が発生し、ひどいときは意識不明となり、けいれん、呼吸麻痺を起こして死亡に至ります。
酸素欠乏危険作業主任者(第1種技能講習修了者)、酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者(第2種技能講習修了者)、監視人、硫化水素の作業指揮者、保護具着用管理責任者を選任します。また、作業者は…
執筆:中山社会保険労務士事務所 中山 貞男
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2024年8月1日第2455号 掲載