【事故防止 人の問題を考える】第183回 木材・木製品製造業の労働災害防止の好事例⑥

2024.07.29 【安全スタッフ】
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照り返しの強い荷台上で熱中症に

 前回に引き続き、ある木材・木製品製造企業の労働災害防止活動の取組事例について紹介します。今回は熱中症災害防止対策です。

・盆休み明け、熱中症災害が立て続けに発生

 この企業が本格的に労働災害防止活動に取り組んだ初年度の8月、熱中症災害が立て続けに2件発生しました。ともに、盆休み明けのトラック運転手の熱中症でした。

 盆休み明けは熱中症に要注意です。なぜなら、盆休みに入り炎天下で作業せず一日中エアコンの効いた部屋などで4日以上過ごすと、暑熱順化していた身体が元に戻ってしまい、盆明け後、残暑厳しくWBGT値が高いなかで作業を行うと、汗がうまくかけず身体にたまった熱をうまく出せずに体温が上昇し、熱中症災害につながりやすくなるからです。

 2件の熱中症災害のうち、1件は首都圏で発生しました。

 盆休み明け、首都圏の工場はいきなり忙しい状態となり、トラック運転手は…

執筆:労働安全衛生総合研究所 安全研究領域特任研究員 高木 元也

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2024年8月1日第2455号 掲載
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