【人的資本経営期のHR用語集】第91回 感情労働(前編) 喜怒哀楽を制御 顧客らに強いられ/木谷 宏

2024.07.25 【労働新聞】
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完全な頭脳労働はない

 労働は「人間と自然の物質代謝」とすることが伝統的な考え方であったが、そのあり方は時代とともに異なる。石器時代の労働とは文字どおり“人間”と海や大地などとのかかわり合いである。しかし現代における“自然”は地球環境のみならずヒト・モノ・カネも含めた広範な対象となり、“物質代謝”はすでにエコロジカルな過程を逸脱して、希少性に基づく付加価値の創造プロセスへと変質した。

 また労働を頭脳労働と肉体労働に分類することも一般的であった。企業であれば、製造現場は肉体労働、管理部門は頭脳労働といった類である。すぐに気付くことは、どのような仕事も…

筆者:県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授 木谷 宏

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令和6年8月5日第3459号12面 掲載
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