【事故防止 人の問題を考える】第184回 木材・木製品製造業の労働災害防止の好事例⑦

2024.08.09 【安全スタッフ】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

リスクの大きさを段階的に評価

 今回は、ある木材・木製品製造企業の労働災害防止活動の取組事例について、各工場で作成した設備ハザードマップを紹介します。

 この設備ハザードマップは、工場にある木材加工用機械、搬送機などの設備を対象に、それぞれの設備がどれくらい危険であるのかをマップに表示し、それを工場内の壁に掲示しました。これにより、そこで働く作業員が、自分たちの職場にはさまざまな設備があるが、それぞれどのくらい危険なのか、逆に安全であるのか、これらを一目で分かるようにし、いわゆる危険の見える化を行いました。

 リスクの大きさを段階的に示す評価基準を設け、各工場にある設備の危険度を客観的に表そうとしましたが、当初、段階ごとにリスクの大きさを分けることはなかなか難しく、工場担当者は試行錯誤を繰り返しました。

 まず、評価基準のうち最も安全な設備をどのように表現するかです。定常作業、非定常作業にかかわらず、すべての作業が許容水準以下のリスクとなっている設備はあるのでしょうか。おそらくそのような設備はないと思います。例えば、…

執筆:労働安全衛生総合研究所 安全研究領域特任研究員 高木 元也

この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

安全スタッフ電子版へログイン

安全スタッフ電子版は安全スタッフ購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

この連載を見る:
2024年8月15日第2456号 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。