【送検事例】天井クレーンの危険防止怠る

2024.08.09 【安全スタッフ】
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 岡山・倉敷労働基準監督署は、クレーンの危険防止措置を講じていなかったとして、自動車部品製造業の会社と同社整備課長を安衛法違反容疑で、岡山地検倉敷支部に書類送検した。天井クレーンで工作機械をつり上げ、トラック荷台上に下ろしていたところ、チェーンレバーホイストが破損。工作機械が落下横転したうえ、整備課長の左腕にチェーンレバーホイストが接触し、左腕を切断した。(R6・7・12)

事件の概要

 事故は昨年7月8日、自動車部品製造工場で発生した。つり上げ荷重10tの天井クレーンを用いて重量約9.2tの工作機械をつり上げ、トラック荷台から地上に下ろしていたところ、玉掛用具として使用していたチェーンレバーホイストが破損。工作機械が落下横転し、つり上げた工作機械上で作業指揮を執っていた整備課長の左腕に破損したチェーンレバーホイストが接触し、整備課長の左腕が切断となった。

 安衛法では、…

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2024年8月15日第2456号 掲載
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